熊本市現代美術館で開催されている
「ファッション-時代を着る」展へ行ってきました。
100年以上にわたる近現代ファッションの
歴史を一望に見渡すような体験に酔いしれ、
しばし恍惚の時を過ごしました。
ポール・ポワレ、ヴィオネ、スキャパレリ、
シャネル、ディオール、サンローラン、
ビバ、ソニア・リキエル、ゴルチエ、チャラヤン、
ギャルソン、ヨウジ、トキオ・クマガイ、まとふ・・・・・・etc。
そして、京都服飾文化研究財団所蔵の
ドレスやシューズ、コルセットなども見応えたっぷり。
107点もの作品が時代順に並んでいて、
ファッションの進化と成熟を感じ取ることが
できるすばらしい構成でした。
ファッションの移り変わりがよく分かります。
やはり実物の説得力は違うものです。
コルセットで腰をぎゅうぎゅうに締めつけた
19世紀後半のドレスは裾が床を引きずる長さ。
しかし、女性をコルセットから開放的に変えた
ポワレのドレスを見れば、その劇的な変化は一目瞭然。
ヴィオネ、シャネルと時代を経て行くにつれ、
スカート丈は床から離れ、
ワンピースは現代的なすっきりシルエットへ。
新旧のフォルムを横目で見比べながら
違いを確認できるので、理解が深まります。
ファッションとアートの関係にも気づかされます。
20世紀初頭のウォルトのベルベットドレスは
着物風の襟であり、浮世絵のきっかけに広まった
欧州のジャポニズムにインスパイアされた
気配を感じさせます。
シュルレアリズムとの関連を感じさせる
スキャパレリのアートライクな作品は
いつ見ても惚れ惚れします。
イヴ・サンローラン、ソニア・リキエル、ビバたちの
出現がファッションの流れを大きく変えた様子もうかがえます。
そして、アルマーニ、ティエリー・ミュグレー、
アズディン・アライア、ゴルチエ、ロメオ・ジリ、
ヴィヴィアン・ウエストウッドといった
80~90年代ファッションを彩った
デザイナーたちの作品とも再会できます。
日本ブランドはコム・デ・ギャルソン、
ヨウジ・ヤマモト、イッセイ・ミヤケ、
トキオ・クマガイ、ジュンヤ・ワタナベ、
まとふ、ミント・デザインズ、ミキオ・サカベの
作品が集められていました。
特集展示「matohu 慶長の美」も
再度、観てきました。
ガリャルダガランテの私の連載Vol.32でも
この「ファッション-時代を着る」をご紹介しています。
ぜひご覧ください
↓
極上の夏休みは、「ファッション-時代を着る」展へ
http://www.gallardagalante.com/blog/2011/07/post_347.html
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