[東コレ]suzuki takayuki/TAKUMI HATAKEYAMA/The Dress & Co. HIDEAKI SAKAGUCHI/AGURI SAGIMORI/YUKI TORII INTERNATIONAL

ブラック1色の作品をインスタレーション(展示)形式で発表した「suzuki takayuki(スズキタカユキ)」。ナチュラル素材を巧みに使うことを得意とするデザイナーならではのコレクションでした。「ナチュラル=白や生成り」というこれまでのイメージではなく、あえて「黒」で表現したかったそう。黒自体、とても奥が深い色だから、ランウェイで一瞬見るだけより、間近でじっくり素材やパターンを確かめられるインスタレーション形式に向いていました。
テーマは「TANGLED(もつれ)」。糸が絡み合って1つの物になっていくようなイメージを形にして見せました。織り上がったコットンからは浮遊感が漂い、シルクのチュールは光を通すと透明感が際立つ。ボタンはすべて水牛の角からこしらえたそう。初のムートンコートも披露されました。

「TAKUMI HATAKEYAMA(タクミハタケヤマ)」は過去15年間、30回のランウェイ・ショーを続けてきたベテランですが、31回目の今回はインスタレーションで発表。「渦を巻く」がテーマ。リンゴの皮をむいていくと、グルグルした1本のつながった帯になる。それをねじったり、曲げたり、ギャザーを寄せたり、ドレープを作ったりして、スパイラル状に仕上げ、様々なアイテムに落とし込んでいました。チョーカーのように首に巻き付けたり、フリルのようにワンピースにあしらったり、キュート&アートフルな作品が並びました。
「The Dress & Co. HIDEAKI SAKAGUCHI(ザ ドレス アンド コー ヒデアキサカグチ)」は、2人の異なる女性(マルガリータ)をミューズにしたコレクションを披露。異素材、裏腹テイストを、キャラクターの違う女性に重ね沢勢多ような構成。洗いざらしのシャツや、色落ちしたスウェットパーカー、洗いをかけたようなトレンチコート、毛玉になったようなニットなどに、フェミニン&ロマンティックなシルクシフォンのワンピースで合わせるミックスマッチが冴えていました。異なる素材・テイスト同士でも、どこかやわらかいイメージは共通しているという絶妙なスタイリング。
「AGURI SAGIMORI(アグリサギモリ)」は、得意のテーラリングジャケットが光るコレクションをランウェイに送り出した。メンズ仕立てと言っても、女性の身体のシルエットを考慮してあつらえてあるので、ジャケットを素肌に直接羽織る着こなしが映え、新セクシーを感じさせた。腕まくりジャケットがブームになっている昨今、ネクストトレンドは素肌ジャケットが来るかも!?
ボトムではショートパンツを超え、ショーツほどに短いパンツで。ロングジャケットとのセットアップは、まるでジャケットをワンピースとして着ているかのよう。レザーのカットワークやサーキュラードレス、鹿革ライダースジャケットなどのレザー使いも斬新。ファーのポイント使いも魅力的でした。
ウエストマークをポイントとしたコレクションを展開したのが「YUKI TORII INTERNATIONAL(ユキトリイ インターナショナル)」。ベルトやリボンを使って、様々なアイテムの上からウエストマーク。また、カラーファーをふんだんに使って、ゴージャスなファーをもっと身近に取り入れるスタイルを提案。毛足の長い華やかファーを、ジャケットやカーディガンのインナーとして着る組み合わせが素敵でした。ファーにも見えるモヘアニットのアイテムや、スーツ風に見えるワンピースなど、イリュージョン風もたっぷり。
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