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2006年1月22日 (日)

(2005/5/9) ギャラリー「SMP Lab」

ニューヨークのギャラリーに勤めていた友人が帰国して東京支店で働き始めました。ショップとギャラリーが一緒になっている「SMP Lab(エス・エム・ピー ラボ、東京・広尾)」というお店です。

 「素材を活かし、旬を語り、人と集う」がテーマ。春夏秋冬、年間を通じて様々なイベントを開いています。最初の春のイベントは「紙」がテーマです。 ギャラリーで作品を展示し、雑貨も販売していています。「紙」のイベントらしく、店内には手すき和紙のはがきに様々なアーティストが文章やイラストを書いた作品が飾ってありました。

 伝統のある岐阜県の美濃手すき和紙はオーガニック素材だけを使用。職人が「流しすき」という手法を用いてすいた3枚の薄い和紙を重ねて1枚のはがきに仕上げるという、かなり手の込んだ手法です。グリーンの粒々が入ったはがきと、灰汁(あく)をそのまま残し玄米のような色のはがき、白米のようにつやつや光った真っ白なはがきの3種類をおみやげで頂戴し、あらためて和紙の奥深さを感じました。

 日本最古の美濃紙は1300年以上前の戸籍調査台帳だそうで、奈良の正倉院に保管されていると聞きました。和紙は中性で紙が劣化しにくい上、長い繊維が絡み合ってできているので折り畳みを繰り返してもなかなか破れないのが長所です。今さらながらに日本の匠(たくみ)の技のすごさを実感しました。

 今では和紙を使うことがまったくと言っていいほどなく、パソコンの普及でそもそも字を書く機会も減ってきました。おみやげでいただいた和紙はがきでたまには手書きのお手紙を書いてみるのもいいなと思いました。

 ダージリンティー、アールグレイ・ティー、グリーンティー、ジャスミンティー、マンゴーティーと、5種類の香りのオリジナルキャンドルを常時販売しています。スタイリッシュなデザインのバスグッズ、ステーショナリーなどもそろえています。ニューヨークから仕入れた、スエードでできた小さな熊やパピーのペーパーウエートは重量感があるのに、くたくたっとした小さなぬいぐるみのようで、ついつい触っていたくなるかわいらしさでした。「紙」のイベントは5月14日(土)まで「SMP Lab」で開かれています。

[連絡先]店舗  SMP Lab shop+gallery(エス・エム・ピー ラボ)
住所  港区南麻布5-14-14 2階
電話  03-5449-8079
URL http://www.smpstyle.com/smplab

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