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2006年1月22日 (日)

(2005/5/16) コシノジュンコ氏に会いました

コシノジュンコ氏が5月14日、中国・北京の最高級ホテル「北京飯店」でファッションショーを開きました。中国での初開催から20周年の節目のショーです。最近、反日デモなどがありましたが、日中交流のメッセージをファッションを通して発信したいと思いから、このショーが企画されました。

 先日、このお話を聞くために、コシノ氏のオフィスにお邪魔しました。東京・青山の骨董通り沿いにある本店は天井が吹き抜けになったラグジュアリーな空間でした。

 1階ではメンズとレディース両方を扱っています。ラインストーンやクリスタルをあしらったメンズのネクタイが目に付きました。レディースはファーやスパンコール付きのきらびやかなジャケットがありました。ただ、全体の色使いに黒が多いので、ゴージャスな雰囲気よりも派手すぎない華やかさで大人の女性向きです。

 インタビュー開始まで2階の部屋でしばらく待ちました。室内には2月にニューヨークのメトロポリタン美術館の「WILD」展(3/22更新のブログ参照)で飾られていた衣装がディスプレーしてありました。ちょうどこの時期、私は仕事でニューヨークにいて、この展覧会を見ました。

 日本人ではコシノ氏と山本耀司氏の作品だけが展示されていました。コシノ氏の作品はボンデージルックのようなブラックレザーのミニ丈ワンピース。サイの角(つの)のような尖った飾りが胸などに付いていたのをよく覚えています。本店入口の脇にこの角に似た巨大なオブジェが飾ってありました。ブランドのイメージなのかもしれません。

 しばらくすると、コシノ氏が入ってきました。テレビや雑誌で拝見していた通り、独特のオーラをお持ちでした。ただ、実際に話し始めると、少女のような雰囲気があり、かわいらしい印象を受けました。

 今回のショーでは日本の着物を現代風にアレンジして中国人モデルに着用してもらいました。中国の人たちにとっても「JUNKO KOSHINO」ブランドの服がさらに身近になりそうです。

 ニューヨークの演劇界最高の賞、トニー賞の候補に、宮本亜門氏演出のミュージカル「太平洋序曲」がリバイバルミュージカル作品賞でノミネートされました。衣装賞にはコシノ氏がノミネートされています。

 今回の北京のショーの様子は改めて報告します。このショーに関連して、中国ファッション界の動きについての私のコメントが日本経済新聞社のニュースサイト「NIKKEI NET」内の女性向けコーナー「スマートウーマン」に掲載されました。よかったら読んでみてください。

[関連リンク]
・「コシノジュンコ氏、北京でファッションショー」の記事はこちら
・rieが語った中国ファッション事情の記事はこちら

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