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2006年1月22日 (日)

(2005/4/26) UNITED BUDDY BEARS

六本木ヒルズ(東京・六本木)の広場「66プラザ」に、ファンキーな熊ちゃんたち(熊のオブジェ)が127体も集結しています。「UNITED BUDDY BEARS(ユナイテッド・バディベアーズ )」というアートイベントです。

 127体がずらりとディスプレーされていて、華やかな光景です。国際交流事業「日本におけるドイツ2005/2006」の一環。ドイツの首都、ベルリンの象徴である熊をモチーフに、ドイツと友好関係のある国連加盟各国・地域のアーティストが制作しました。各国・地域の文化を表現するように、熊にペインティングが施されています。

 高さ2メートルの熊は一部を除い、後ろ足で立って前足を突き上げるようなて同じ格好ですが、どれも違った表情で、とても見ごたえがあります。ベルリンをスタートしたこのイベントは、オーストリア、香港、イスタンブールと世界を巡回し、東京にやってきたそうです。

 国・地域のアイウエオ順に並んでいる熊を一つ一つ見ていくと、その国の個性がうかがえます。私が一番気に入ったのは「アメリカ合衆国」の熊の自由の女神です。「太ってしまった自由の女神熊」です。表現が単純で分かりやすいところがまさにアメリカ。コミカルな感じが気に入りました。

 「イタリア」の熊は「エミリオ・プッチ」のようなカラフルな色使いで、いかにもイタリア風です。中近東の国「イエメン」はカフタンのワンピースを着た熊の女の子という感じです。石油の国「カタール」は炎を熊にペイント。ちょっとキモ怖いイメージを演出していました。

 そして、肝心の「日本」は127体の中で一番、シンプル。真っ白の熊の右手のひらに赤い日の丸がペイントされ、胴体に文豪・森鴎外の言葉が筆でさらっと書かれているだけでした。顔の表情も書かれていなくて、とてもさみしいです。もう少し凝ってほしかった、というのが本音です。

 人気投票とかしてもおもしろそうだなぁ、と思ったこのイベントは一つ一つゆっくり見ても飽きないほどです。あなたのお気に入りの1体を見つけてみては。5月8日(日)まで開催しています。

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