(2005/3/31) 竹ペンで描くイラスト
東京・中目黒のギャラリー「SPACE FORCE」で開かれた、アーティスト42人の作品展「Drucksache(ドゥルックシャヘ)」を見てきました。42人の作品がすべて「ポスター」という形になって展示されていました。「Drucksache」とはドイツ語で「印刷物在中」という意味だそうです。
フォトグラファー、イラストレーター、版画家、画家、テキスタイルデザイナー、漫画家、切り紙作家と、様々なアーティストの作品がすべて1枚のポスターで表現されていました。「FM高精細印刷」という印刷技術を使っていて、ルーペを使って作品ポスターを見て、印刷の技術の進化を楽しもうというパフォーマンスもやっていました。
知人の高橋信雅さんのイラストがありました。彼は古い木造一軒家にアトリエを構えて活動しています。彼のイベントが年に何回かあり、お誘いをいただくのですが、タイミングが合わなくて、ずっと行けずじまいで、今回初めて彼のイラストを目の前で見ることができました(もちろん、雑誌とかでは拝見してましたが)。
展示されていたイラストは、男性が真剣な表情で相手を殴ろうとしている構図。竹ペンで描かれたドローイングはやさしさの中に、強さと、はかなさと、切なさが感じられます。
ジャポニズムを意識した彼のイラストはB'zのCDジャケットやツアーグッズでも使われています。ラフォーレ原宿(東京・原宿)1階の「水金地火木土天冥海」店内で個展も開催していました。最近、ファッションの世界でも日本の伝統文化が見直され、伝統工芸とのコラボレーションが試みられていますが、日本の伝統の美が現代アーティストによって守られるのはうれしいことです。
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