(2005/3/2) マネキンもロボットに?
ショーウインドーの主役がマネキンからロボットに変わるかもしれません。マネキン型のロボットを開発すると、日本SGIなどが2月28日、発表しました。ファッションモデルがランウェイで見せるような数十種類のポーズをとれるようにするそうです。
マネキン型のロボットはスーパーモデルのポージングを記憶していて、人が近付くとセンサーで感知し、自動的に動き出すのだとか。世界的なロボットデザイナーの松井龍哉氏が開発を担当しました。
松井氏が手がけるマネキン型ロボット「Palette(パレット)」は2002年、「ルイ・ヴィトン」が表参道店(東京・港)を開いたとき、ショーウインドーに展示されました。往年の米国人女優、エヴァ・マリ・セントの動きをモデルにしています。今回、発表されたのは、さらにシステムや構造が進化したタイプです。
マネキンが動けば、着たときの感じがつかみやすくなる効果が期待できます。動きに合わせたシルエットの変化もアピールできるようになるでしょう。
最近では実際にメジャーを当てなくてもお客様のボディーサイズを正確に測ることができる機器も開発されています。ICタグは商品管理の切り札として期待されています。ディスプレーやフィッティングルームもハイテク進化を遂げていくのでしょう。便利でありがたいことですが、販売員は、次々と登場するハイテク機器の取り扱いに苦労するかもしれませんね。
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